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図書館の使い方

今朝ふらふらとネットを巡っていると、これから使えるサイトを見つけたのでそれの紹介をしていこう。

 

NDC Finderのサイトをまず見てもらうのが早い。ネットで日本十進数分類法に基づいた検索結果が出て、それに関連した書籍を筑波大学都立大学大学図書館で探すことができる。

たとえばここに「東洋哲学」で検索をかけてみる

 

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こんなふうな結果が出る。私の場合はここから、120 東洋思想より掘り下げていけばよい。

 

この分類表は、テーマが明確であるものより、不明瞭なもののほうが効果を発揮する。現在ではネット検索が充実してきたので、簡単な情報収集程度ならこれは必要ないが、自分がこれから論文や卒論などで情報を集める際にはやはり図書館というものが必須になってくる。

だが図書館は意外と不親切で、たいていの図書館での検索は著者名、書籍名、フリーワードとなっていて自分の見たい本がどの分野なのかすらわからないことが多い。そこで日本十進数分類を使うことによって、自分の関心のあるテーマから上位区分に昇華していくことでどのように掘り下げればよいかがわかってくる。

分類法は図書館や本屋で表記されている000~999までの図書分類である。

 

第一次区分表

1 総記

2 哲学

3 歴史

4 社会科学

5 技術

6 産業

7 芸術

8 言語

9 文学

 

図書館や本屋でよく目にする3桁の分類は、第三次区分表のものであり先ほどの「東洋哲学」の検索画像を見てもらえばわかるが 100 哲学(第一次区分)-120 東洋哲学(第二次区分)-121 日本思想(第三次区分)というふうである。私が先ほど言った「上位区分への昇華」というのは第三次区分から第二次、第一次区分と大きな区分を見つけることである。私が最初に載せたサイトはそれを知識の多少を問わずに検索をかけられるところに大きな意義がある。

 

更に、研究などではなく単にその分野の知識の補充をするのにも役に立つ。先日、ノーベル医学・生理学賞に日本の大村智氏が受賞した。氏が開発した薬剤はアフリカの風土病である「オンコセルカ症」へ有効であるらしい。ここまではニュースや新聞を見ればわかる情報(断片的でつながりの見えない知識)である。ではこれを検索にかけてみることにする。

 

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コンコセルカ症はフィラリア症のひとつであることがまずわかる。

 

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検索結果画面がこれ。寄生虫病、風土病のひとつ。また、全身病、一般疾患からの分類であるので循環器や運動器疾患ではないこともこの分類からわかる。そしてここから筑波大学大学図書館検索をかけることができる(都立大ページは消されている)

 

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この蔵書を見ればオンコセルカ症を詳しく見ることができる。かなり細かな分類であるので1~2日、図書館で数時間調べれば次回この話題が取り上げられても困らないだろう。

 

 

 

結局私は何を言いたかったのか、要するに「図書館をもっと有効活用しよう」ということだ。しかしただ行くだけでは、その圧倒的な蔵書、よくわからない区分表、不親切な検索...これらを見てただ落胆することになりかねない。必要な情報をコンパクトに調べ上げるには、このように事前に情報をある程度集める必要がある。これは、必要な情報以外のものを目にすることになるが、またそれが知的好奇心をくすぐり、次回の行動への活力となる。

 

ネットで全部調べられるじゃないか。

 

私もそう思う。しかしまあ、書籍と言うものがまだ廃れずにいるのは、ネットの匿名性かつ発信の自由から逃れているからであろう。私の同級生たちは知識を集めるのにすべてネットだったろう(Wikipediaなど)

そういった彼らを思い出せば、情報弱者だったなというレッテルを貼らざるを得ない。Wikipediaが誰でも編集できて、出版されている百科事典レベルの信憑性を得るために毎度出典の明記を必要としていることを知れば、情報収集にそれが適さないことはすぐ分かる。それよりかは、たとえば百科事典の執筆担当者(たいてい明記されてる)の身元を調べ、その手の権威なのかを知ればその分野において第一の知識を得ることになる。そもそも、百科事典の執筆は第一人者で行われるのがふつうではあるが。

 

面白いサイトなので、これからの図書館利用には欠かせなくなりそうだ。