この世では…たとえばこのタイトルのように「感覚の世界で生きる」と言ってしまうと理性的認識、本能的行動に対して揚げ足を取られ「お前は感覚で生きられていないじゃないか」と言われる。おそらく多くの人間は『コトバはほとんど何も表わしえない』ことに恐…

おれはたまらなく不安だ おれは今どこに居て、何をしていて いやまったくもっておれが誰かすらもわかっていない 常々に目に見えぬ不安の塊に背をさすられ おれの背筋はそこから凍りはじめる それを溶かしたいからぬくもりを欲し そのぬくもりを知らぬまま盲…

音は汚れていて、無は美しい。 私はどうやらそのように感じているらしい。美しさとは震えるような、心の叫びを伴う。私は感覚により知覚されるものに敏感であるようだ、その知覚させる「モノ」に対して心が動くとき、私は「美しい」と感じる。 心の動きを知…