2017-01-01から1年間の記事一覧

その時の衝動に身を任せていたら、生き急いでいると言われるようになった。生に価値を持てない以上、急いでいようかゆっくりだろうが関係がない。むしろ、死ぬために生きているような感覚だ。 ただその時を求めていたら、色んなものを失った。 ひとびとの多…

記憶―断片

桜が散るように、人が散った。今では顔も思い出せない、そこに居たのだという記憶の実在。記憶の中で、他の記憶と混ざり、別のものに変わり果てている。愛したのは一体誰かもわからない、実在を愛したのか、記憶を愛したのか、無を愛したのか。消失があるか…

ただ疲弊

面白いものを見つけては、貪り、飽きる。私はそういう生き方ばかりだ。地獄も天国も知ることなくぬるま湯に浸かり続ける…ある意味それは幸せであるのかもしれないが…私は、それでいいのだろうかと毎日考えるようになった。孤独であると叫びつつ、何かに、誰…

社会人として

昨日で就職してから1ヶ月であった。毎日ギリギリの生活にもやや慣れ、プチ寝坊もするようになった。ここでの生活は今までの思考を否定し、完全ポジティブ人間を求める環境であった。 「今のお前の状態は過去のお前の結果だ。変えたいなら今を変えろ。」 「18…