社会人として

昨日で就職してから1ヶ月であった。毎日ギリギリの生活にもやや慣れ、プチ寝坊もするようになった。ここでの生活は今までの思考を否定し、完全ポジティブ人間を求める環境であった。

 

「今のお前の状態は過去のお前の結果だ。変えたいなら今を変えろ。」

 

「180度変わらなければ足りない、お前に足りないのは人間としての在り方だ」

 

「苦労は買ってでもしろ」

 

 

どれも今までの自分とは逆のことばかりだ。1ヶ月は耐えた。思考も少し変わったのかもしれない。これでおれは幸せだろうか?そこそこの給料も確定した今だが、虚無感に包まれる。

 

孤独。今までこの1ヶ月目を背けてきた現実。人は強くないから何かに支えられる、救われる。人を信じてこれなかった自分が、今少しずつ人を頼り始めている。とても苦しい。

 

ブラック企業か否かは人それぞれの解釈次第だろうが、今の自分より働いてる人はヤバイという基準はできた。そこまでして自分は何を手に入れたいのだろうか。何に固執しているのだろう、今働く理由は食いつなぐ為であるが、いつ消えてもいいという気持ちは今でも残っている。それらを耐え、薄め、自分の身にすることが生きるということなのだろうか。

 

価値の喪失。生きがいの喪失。宙ぶらりん。

 

おれは成長したのか、退化したのか。そしてまたらこの先になって今を振り返ると「いい経験だった」と言うことだろう。それがどう言う意味かも知らずに。