題名を考えるは難しい
先日、私の同志(恐れ多いが)である乗月氏のブログを読んだ。読書法というより、読書術という方が正しい内容であろう。氏はさまざまな読書体験から「快適な読書時間は3時間」という公式を導いた。読書人たちにとってこれは「生理的読書時間」としておくことができる。これが本当に正しいかどうかというのはあまり問題ではなくて「これくらいの時間を基準にすればよいのだな」と思えるのが大事なのである。
科学的な実証が見たいならば
human Concentration time - Google 検索
のグラフを見ていただくほうがいい。一般に言われるように"科学的には"人間の集中力(attention)は90分程度らしい。そしてそれをリセットするのに15分程度必要とのこと。
勿論こちら用いて読書時間を設定するのも良い。だがこれは集中時間(concentration time)のみの話なので、3時間という一応の下限がこちらにも必要になる。この設定を敷いた上で一定期間試験してみる。その結果、私のように3時間と少ししか読書できない人間もいれば、10時間読書できるという超人のような人間もいる。
そして氏の読書する環境づくりには私も賛成である。私はその環境づくりを考えるようになったのは
この本が発端となる。尤も、ここで書いてあるのは環境づくりではなく意識作りのほうに比重が置かれている。
「勉強する場合、まず片づけから始めるのではなく目の前にあるものをどかしてでも始めるほうがよい」(うろ覚え)
そしてまた、勉強や読書に対するやる気が減退したときは偉人伝を読むのが良い。森鴎外らがナポレオンの偉人伝で身を据えたように、次は私たちも彼らの偉人伝で身を据えても良いはずである。この偉人伝の類で言えば
というあたりが役に立つ。天才ではなくとも、天才の行ってきた方法は真似できるであろう、というのが「知的トレーニングの技術」の著者である長沼行太郎氏や私の持論である。
(↓ これは私の汚い机)
この読書に関し、家でなかなかできない人は公共図書館の利用が良いだろう。書き込みができないので私はそれほど利用できていないが、やはり困ったときには役に立つ。
以前そのあたりのことを書いたので再掲
engi02reading08.hatenadiary.com
で、最初から最後まで乗月氏のブログに添った形で(考えてないという意味で)申し訳ないけれど、今回自分の読書に対する姿勢を改めて考えることとなった。このところ精神状態が極めて悪く、どうしたものか…という感覚すら浮かばなくなったが、そういうときは「サボってしまった死のう」ではなくて「今日明日はサボる日にして寝まくろう」という考え方が必要なのだろう。
また机上を見ていただければわかるように、読んでいる本があちこちに行く。これは同志を見習い、1冊2冊に絞って読むことにしようと思う。
読書に対する結論
- PCや携帯は隔離、少なくとも手に取り難い場所に置く。(又は解約等)
- 本を読むとき、目の前のものは退かすかその本以外ない空間に移動。
- 偉人たちから折角学び取れるので、読書時間の最低は3時間にしておく(後で変更)
- 図書館の自習室や読書用の場所も積極的に利用